今やAIは、当たり前のように生活に根付くようになりました。悩んだときにAIに相談したり、面倒な作業をAIに任せたり、という方も多いのではないでしょうか。
もし100年後、AIが人間の代わりにすべてを考えてくれて、完璧で幸せな人生を送れるとしたら——
あなたは、その未来を受け入れますか?
累計2万人以上を動員した『思考実験展』。
その完全新作が、ついに始まりました!
それがこちら——

『思考実験展』JIKKEN CODE#002 ーすべてがうまくいく未来の世界ーです。
『思考実験展』は、自分自身が「考えること」を楽しむ体験型コンテンツ。物語の登場人物として問いに答えていくうちに、自分の価値観が浮かび上がってくるんです。
第1弾が開催されたのは2025年。その後も、細田守監督作品や、楳図かずお先生の『漂流教室』とのコラボイベントなど、展開を広げてきました。
▼『漂流教室』コラボのレポートはこちら
https://escape.id/guide/articles/umezz
そしてこの度、正式なナンバリング続編がスタート!
筆者は前作にも参加しているので、どんな内容になっているのか楽しみにしていました。
前回は、選ばれし冒険者として魔王討伐の旅に出る物語でしたが、今回は世界観を一新。舞台は、AIの管理ですべてがうまくいくようになった100年後の未来です。

未来の世界で、あなたはどんな選択をするのか——
それでは、実際に体験した様子をレポートしていきます!
★11/8(日)まで延長決定!
▼チケットはこちら
https://t-dv.com/shikoujikkenten002
会場は飯田橋の“学校跡地”
会場は、飯田橋駅の近く。地下鉄ならB4b出口から徒歩2分、JRなら西口から徒歩4分です。地下鉄の有楽町線や南北線が、特にアクセスしやすい立地です!
建物は、なんと“学校の跡地”。その地下フロアを丸ごと使ったイベントです。

外観から、かつて学校だったことが感じられます。案内に従って地下へ降りていくと、そこが会場です。


8つの質問で“幸福回路”を分析
まずは、事前アンケートに回答します。
質問は全部で8問。
私が1番迷ったのは、「過去の選択を1つだけやり直せるとしたら、どうする?」というもの。選択肢は、次の2つです。
「別の道を選んでみる。今の出会いや暮らしを失うとしても。」
「あの選択を変えずにおく。別の道でどうなったかは分からないままでも。」

過去、あの選択をすればよかったと後悔していることもあります。でも、今の選択をしたからこその出会いや経験があり、それも今の自分にとって大切なものです。それを手放すのは、とても勇気がいりますね。

すごく迷った末、「あの選択を変えずにおく」を選びました。

こうした質問に答えていくと、「幸福回路」の分析が始まります。どうやら、自分が幸福になるために、どんな要素が必要なのかを分析しているようです。
私の結果は、このようになりました!

考えることを楽しむための練習問題
それでは、『思考実験展』の世界の中に入っていきたいと思います。
まず現れたのは、白衣を着た研究員のような方。

ここで思考実験展とは何なのか説明がありました。思考実験展は、考えることを楽しむというテーマをもったものなんだそうです。
とはいえ、いきなり「考えることを楽しむ」と言われても難しいですよね。そこで練習問題が出されました。参加者は最大6名で、その中から数人に順番に問われていきます。
例えば、練習の中で出てきたのが「テレポーテーション問題」という思考実験。
テレポーテーションをする際に、まず自分の記憶と体の情報をすべて読み取ります。その情報を受け継いだ体を移動先に作り出し、今の体は消してしまう——そんな方法のテレポーテーションだったら、あなたは使いますか?
という問いです。
参加者の中には、「自分の命に危険が迫っている状況ならやるけど、普段ならそこまでのリスクを取ってまで行きたい場所はない」という意見がありました。
この問いに正解はありません。皆さんがどう考えるか次第です。
旅の相棒は、専用デバイス〈レコーダー〉
練習を終えたところで、なんと私たちは、コールドスリープをして100年後の世界に向かうことになりました!
その前に、1人1人に配られたのがこちら。

専用デバイス〈レコーダー〉です!
これから登場する問いに対して、このレコーダー上で選択肢から選ぶことができます。しかも音声も記録できるんです。ボタンを長押ししている間、喋った内容が記録されます。
〈レコーダー〉は今回から登場した新しいシステム。1人1人がどんな選択をして、なぜそう考えたのか。それを正確に記録できるようになりました!
最初のレコーダーでの選択は、「コールドスリープに同意するかどうか」。私は「承認」を選びました。

別室に移動して、いよいよコールドスリープに入ります。

それでは、おやすみなさい——

…
……
………
目覚めると、100年後の世界
目覚めると、100年後の世界に到着していました。目の前に、1人の人物が現れます。

この100年後の世界では、〈チャル〉が案内をしてくれるそうです。
〈チャル〉は時折、頭の中で誰かと会話をしています。その正体は、〈ジリス〉というAI。この100年後の世界では〈ジリス〉が人間の思考や判断をサポートしているようです。
AI〈ジリス〉が示す、幸福な生き方
そしてなんと、〈ジリス〉から私たちにも幸福になるための人生が提案されました!事前アンケートの回答をもとに、1人1人に合わせた提案がされているようです。

私の場合は、「人の話を聞きながら、調べて暮らす」。別の友人は「人の出入りがある家で、飯を作って暮らす」。また別の友人は「味方と住み、調べ物を続ける」です。
この提案に対して、〈レコーダー〉で「承認」か「拒否」かを選びます。私は結構いい提案だと思ったので、自らの意思で「承認」しました!

理由を聞かれたので、レコーダーに向かって吹き込みます。
すると、「学習しました」の文字が。私の回答から、何が幸せなのかをさらに分析しているようです。
「人生の終わり」は、誰が選ぶ?
次の部屋へ移動すると、そこにはまた違った空間が広がっていました。学校跡地と聞いて、てっきり学校っぽい空間なのかと思っていたのですが、全くそんなことはありません。

ここでは、人生の終わりに「これがあれば幸せ」と思うものを、たくさんの選択肢の中から3つ選びます。

レコーダーを壁のセンサーにタッチすると、その選択が蓄積されていきます。
その結果をもとに、今度は〈ジリス〉から「幸せな人生の終わり方」の提案がありました。
私の場合は、「調べてまとめた知識を、他の人が使っている」でした。

そして、「人生の終わり方」を「自分の選択」で決めるか、「〈ジリス〉の判断」で決めるかを選ぶことに。私は「〈ジリス〉の判断」を選びました。理由は音声で回答。

私としては、自分の回答に基づいた提案なので、純粋に良い内容だと思いました。〈ジリス〉の案が良いと思ったから、自分の意思で選んだつもりです。
ところが、私以外の全員が「自分の選択」を選んでいました…!
自分で選びたいという人もいれば、〈ジリス〉の提案内容に納得できなかったという人も。
明らかになる、世界の真実
選択のたびに、なぜそれを選んだのかを〈チャル〉に問われます。

実は、100年後の世界では、AIの進化によって人間は思考や判断をやめてしまったのです。そのため〈チャル〉は過去から来た私たちがどのような考え方をするのか興味津々。他の参加者も、それぞれの自分の考えを述べていきます。

この後も別の部屋へと案内され、この世界の真実が次々と明らかになっていきます。
そして、その先には——
…
……
………
さらなる葛藤が、あなたを待ち受けています。

レポートはここまでにしますが、ここから先もたくさんの体験が待っていますよ!
100年後の世界で、あなたは何を選択するのか。ぜひ体験し、自ら考え、決断してみてください!
最後に手渡される“観測記録”
『思考実験展』シリーズでは、体験の最後に、あなたの選択から導き出された“あなただけの記録”が手渡されます。今回も、〈レコーダー〉に蓄積された情報をもとに、1人1人にレポートが配られます!
今回のレポートは、その名も「観測記録」。

それぞれの問いでどんな選択をしたのかはもちろん、なんと〈レコーダー〉に吹き込んだ言葉の文字起こしまで載っているんです!
さらに、あなたの選択に合わせたエンディングストーリーもついてきます。あなた自身が、物語の世界で一体どのような結末を迎えるのか、楽しみにしていてください!
迷って、悩んで、それが楽しい!
最後に、私の感想です。
初回の『思考実験展』では「自分にとって大切なものは何か」を問われたと感じています。一方で今回は「どんな人生を送りたいのか」を問われたように感じました。
これからも幸せに生きるために、私自身は何を大切にしたいのか。はっきりと意識していなかったことに、改めて気づかされました。
友人や初対面の方の意見との比較によって、自分の特性が見えてきたのも面白かったです。自分では当たり前だと思っていることでも、他の人は全く違う考えを持っていることもあります。比較によって、自分への理解がぐっと深まりました。

それから、一緒に参加した友人の「観測記録」も見せてもらったのですが、それぞれ友人らしい内容で納得感がありました。

脚本を手がけているのは、『カタシロ』など、プレイヤー自身に思考させる作品で知られるディズムさん。登場人物の考えや選択に共感するコンテンツはありますが、自分自身が考え、選択するコンテンツはなかなかありませんよね。迷うことや葛藤すること、それ自体をエンターテインメントにしているのが、本当に面白い試みです!
そんな体験を導いてくれるのが、お世話係の〈チャル〉。〈チャル〉と対話したからこそ、自分の思考を言葉にできました。
〈チャル〉はたくさんのキャストさんが演じているようです。

1人でも、友人と一緒でも楽しめる本作。〈レコーダー〉の登場で、遊びやすさも大幅にアップデートされています。シリーズを体験したことがある方も、まだ体験したことがない方も、進化した“じぶん没入体験”をぜひ味わってみてください!
イベント情報

🎯 『思考実験展』JIKKEN CODE#002 ーすべてがうまくいく未来の世界ー
🗓 2026年9月18日(金)〜11月8日(日)
🕒 10:00〜22:00(20:40最終入場)
📍 学校跡地の飯田橋でっかいレンタルスペース B1(東京都新宿区揚場町2-28)
🚉 東京メトロ東西線・有楽町線・南北線/都営大江戸線「飯田橋駅」B4b出口より徒歩2分
JR中央・総武線「飯田橋駅」西口より徒歩4分
⏱ 約70分
👥 1グループ6名まで
💴 平日4,600円/休日4,800円(税込)
🌐 公式サイト:https://shikoujikkenten.com/
🎫 チケット購入:https://t-dv.com/shikoujikkenten002
ナビゲーター:おゆき(X:@oyuki_nazo_)