“箱を開ける快感”を謎解きに落とし込む制作レーベル「hazの箱なぞ」。2018年の初出展以降、世代番号で更新される『haz箱』シリーズを軸に、全国の謎解きカフェやイベントへ精力的に出展してきた。常設店舗の運営ではなく、名古屋・東京・大阪ほか各地でポップアップ開催。箱型のギミックと暗号を段階的に解き、複数の錠や仕掛けを外していく設計が特徴で、1〜4人・約80分前後の体験を基本に、脱出ゲームの高揚感と“開封”の手応えを両立する。なぞねこ（名古屋）や江の島トレジャーカフェ（藤沢）など、店舗の文脈に合わせた提供も多彩。初心者でも楽しめる丁寧な導線と、経験者が唸るロジックで、家族・カップル・友人グループまで幅広くカバーし、謎解きと脱出ゲームの“次の遊び方”を提案している。他団体との違いは、箱そのものを主役に据えた携帯性の高い公演設計と、世代更新を重ねるシリーズ運営にある。