イマーシブや体験型コンテンツが大好きな私。
今回は上野で気になっていた公演を2本まとめてハシゴしてきました!
どっちも体験時間は約90分。
「2本続けたらさすがにお腹いっぱいになるかな〜?」なんて思っていたら……
全然違った!!
同じイマーシブでも向いている方向がまるで別物。
今回はそんな2作品のハシゴレポートです!
まずは『人間観察BOX』!

最初に向かったのは松坂屋上野店の『人間観察BOX 理想のおしまい』。
名前のとおり参加者は「観察する側」。
黒いBOXの中で繰り広げられる物語を覗き穴越しに観察します。

まず覗き穴から演劇を観るっていう時点で面白い。

しかもヘッドフォンをつけて立体音響を聞きながら観察するスタイルです。


そして何より……
演者さんがめちゃくちゃ近い!!
「こんな距離で演劇観ることある!?」ってくらいの近さで終始圧倒されっぱなしでした。


同じ箱を2回見る。でも、同じじゃない!
人間観察BOXで面白かったのが、同じ箱を2回見る場面があること。
「え、同じものをもう一回?」と思ったらこれが全然違う。
ヘッドフォンから聞こえてくる音声と箱の中を見る角度が変わるんです。

演者さんは同じように演じているのに、受け取る情報も人物の印象も変わってくる。


「さっきはこう見えたのに今度はこう見えるんだ!」の連続。
しかも立体音響なので音の距離感までリアル。
演者さんが遠くにいると声も遠いし、覗き穴のすぐそばに来ると「うわ、近っ!!!」ってなる(笑)。
同じ箱なのに音声と角度が変わるだけで物語の見え方まで変わる。
この仕掛け、かなり好きでした。
ちなみにボイスキャストもかなり豪華。アニメや声優さんに詳しい人なら「おっ!」となる名前も多いそうなので要チェックです。

「観察する」ことがこんなに面白いとは
人間観察BOXで好きだったのは、近いのに干渉できないところ。
イマーシブには「物語の中に入って、登場人物と対話したり選択したりして物語を動かす」タイプもありますが、人間観察BOXは違います。
自分はあくまで観察者。

目の前で物語が進んでいくのに手を出すことはできない。

この距離感がすごく心地よかったんです。
「もっと近くで見たい!」は満たされるのに物語には触れられない。
だからこそ目の前の出来事をじっくり観察できる。

演劇好きの私にはかなり刺さりました。


そして次は『盗薬次楽』!

人間観察BOXのあとはPARCO_ya上野へ移動。
次は周遊型イマーシブサスペンス『盗薬次楽』です。
こちらは最初から毛色がまるで違います。
なんと設定は……
「治験バイト」
「短時間・高額収入」みたいな、いかにも怪しい求人に釣られて参加するところから始まります。


受付の人もなんだか独特。
手続きの合間に「趣味はギャンブルで〜」なんて話をしてきて「……この人、ちょっとズレてるな」と思いました(笑)。
今度は「観る側」じゃなくて、自分が動く!
人間観察BOXでは完全に観察者だった私。
でも『盗薬次楽』では自分が物語の中に入っていきます。
PARCO_ya上野の館内を歩き回りながらキャストさんと話したり情報を集めたりして進むスタイルです。

普通に営業している商業施設の中を歩いているのに自分たちだけ別の世界にいる感じ。
物語の一部になっている感覚が面白い!

キャストさんとの会話がリアル
何より面白いのが、こちらの話す内容によって会話が変わるところ。
ちゃんとこっちの言葉を拾ってくれるんです。
だから「本当に治験に参加してるみたい」という感覚がどんどん強くなっていく。


少人数制なのもこのリアルさに一役買っていると思います。
人間観察BOXとはまた違う形で「自分がその場にいる意味」を感じられました。

謎解き好きとしては、ここが楽しい!
やっぱり楽しかった!!
何が起こっているのかを疑いながら情報を集めていく。
「これってどういうこと?」「じゃあ、あれは?」と考えるのがたまらない。



そして自分たちの中でいろいろ繋がったときの、
「いけた!!!!やった!!!」
が気持ちいい(笑)。
難易度もちょうどよくて、ちゃんと考えれば辿り着ける手応えがあります。
しかも最後まで「本当にこれでよかったのかな?」という緊張感が残るんです。
「解けた!」だけで終わらないのが面白い
詳しくはネタバレになるので書けないんですが、
『盗薬次楽』は「謎が解けました!やったー!」で終わるタイプの公演ではありません。
自分たちは本当に真相に辿り着けたのか、つい考えさせられる。
終わったあと思わず「……まだ何かできたのかな?」とつぶやいていました。

そして体験を終えるとちゃんとすべての意味がつながる。
この「自分たちは気づけたのか?」という余韻こそ盗薬次楽の面白さだと思います。
謎解き好きはもちろん、「自分で疑って、考えて、真相に近づくのが好き!」という人にも刺さるはず。
2本とも90分。でも、全然違う!
今回のスケジュールは14:07 人間観察BOX → 16:30 盗薬次楽。
どちらも90分なのに体験がまったく別物なので続けても「さっきと似てるな〜」とならないのがよかった。
人間観察BOXは「観察する」、盗薬次楽は「物語に入って動く」。
比べるというより「こっちはこういう面白さ!」「こっちはこういう面白さ!」とそれぞれ楽しめました。
会場も近いのでハシゴしやすいのもうれしいポイントです。
こんな人にはこっち!
私なりにざっくり分けるなら……
🎭 演劇が好き → 人間観察BOX
とにかく近い距離で演劇を観られる。でも、絶妙に干渉できない。
「近くで演劇を観る」体験が好きな人にはかなり刺さると思います。
🔍 謎解き・サスペンスが好き → 盗薬次楽
疑う、考える、情報を集める。そして自分がサスペンスの中に入っていく。
「事件を追うのが好き!」という人はこっち。
🌃 非日常体験が好き → 盗薬次楽
「治験バイト」なんてありそうでなかなかない(笑)。
普段の生活ではまずやらないことを体験したい人におすすめです。
👀 イマーシブ初心者 → 人間観察BOX
一緒に行った友達はイマーシブ経験が少なめ。
ちょっと心配だったんですが、終わったあとに
と言ってくれて。これが一番うれしかった!!
「連れて行って大正解だった〜!」と思いました。
どっちも行くのが正解!
2本とも体験して本当にどっちも面白かった。
方向性が違うから単純な比較はできません。
なので結論は……欲張って2本ハシゴして大正解!!☺️
帰り道は盗薬のエンディングの話ばっかりしてました!
「観る」人間観察BOXと、「入る」盗薬次楽。
同じ上野、同じ90分でも体験の手ざわりはまったく違いました。
人間観察BOXは9月27日(日)で全公演が終了しましたが、現在再演に向けて準備中とのこと(時期は未定)。盗薬次楽は9月30日(水)までです。
自分が「観たい」のか「入りたい」のか。そこから選んでみてください!

開催概要
人間観察BOX 理想のおしまい

📍 会場:松坂屋上野店 6階 催事場(東京都台東区上野3丁目29番5号)
🗓 会期:2026年9月19日(土)〜9月27日(日)※全公演終了。現在、再演準備中(時期未定)
🕒 時間:10:00〜19:00(最終入場17:30)/体験時間 約90分
💴 料金:3,850円(税込)※別途システム手数料
🌐 公式サイト:https://monitoring-box.uzu-app.com/
🎫 チケット:ESCAPE.ID
周遊型イマーシブサスペンス『盗薬次楽(とうやくじらく)』

📍 会場:PARCO_ya上野 4F イベントスペース(東京都台東区上野3-24-6)
🗓 会期:2026年8月28日(金)〜9月30日(水)
🕒 体験時間:約90分/1組2〜4名
💴 料金:平日 1名4,950円〜7,920円/土日祝 1名5,500円〜8,800円(人数により異なる)
🌐 公式サイト:https://touyakujiraku.uzu-app.com/
🎫 チケット:ESCAPE.ID