最近ストーカーされてませんか?
突然そんなことを聞かれたら、あなたはどう答えるだろう。
「されてません」と答える人もいれば、
「……もしかしたら」と思う人もいるかもしれない。
今回体験してきたのは、そんなちょっと不穏な問いかけから始まる体験作品。

初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです、ESCAPE.GUIDEナビゲーターのまろと申します。最近はファミマのフラッペにはまっています。

今回体験した『怪しすぎる人』は、谷根千(谷中・根津・千駄木)の町を「探偵」と一緒に歩き、「怪しすぎる人」を尾行して、たどり着いた場所で結末を見届ける約90分の物語体験。
現実の街を舞台にした体験レーベル「奇妙区」の作品です。
※本記事の道中の写真は、主催の許可を得て同行者が撮影しています。ネタバレには配慮しています。
ESCAPE.GUIDE編集部の同行者と、まろの友人3人の計5人一緒に参加してきました!
某駅に集合
まずは集合場所の駅に到着!
集合場所は、申込後に「探偵」から届くメールで案内されます。ここからもう体験は始まっています。
参加したのは15:30の回。天気はくもりで、日は出ていないけれど暗くもない感じの日。絶好の尾行日和です。

このようなパネルを持ったスタッフさんのもとに、参加者みんなで集まります。
※始まってしまうと途中でお手洗いに行けなくなります。集合場所の目の前にトイレがあるので、早めに行っておきましょう!
今回の参加者は全部で6人でしたが、ここで一つ注意点。グループチケットで申し込まないと、知らない人と同じチームになる可能性があります。
知らない人と一緒でも楽しめますし、気心の知れた人全員で楽しむのもどちらもおすすめです。
集合し、受付を済ませると、まずは注意事項などの説明があります。
(今回は無事でした)

説明を聞き終えたら、ここからいよいよ「奇妙区」の世界に入っていきましょう。
探偵と合流、そして尾行へ
ここからは、街の中へ出ていきます。

まずは渡された地図をもとに、探偵のもとを目指していきます。

いつもなら何気なく歩いているような街ですが、今回はちょっと違います。
「何かあるかもしれない」と思いながら歩くだけで、同じ街がまったく別のものに見えてきました。

地図を片手に、坂と階段を抜けて、探偵との待ち合わせ場所へ。

探偵と合流し、これまでの調査状況やなぜここに呼び出されたのかなどの話を聞いていると…?
…
……
………
「いました」

たくさんいる通行人のなかにぽつりと現れた、「怪しすぎる人」。

普段の生活で誰かを尾行することなんて、もちろんありません。
だからこそ、実際にやってみると妙な緊張感があります。

距離を詰めすぎてもいけないし、離れすぎても見失う。
信号で止まるたびに心臓が跳ねるし、相手がふと足を止めるだけで全員の動きが固まる。

塀の角に6人が身を寄せて、同じ方向をじっと見ている。傍から見れば、こちらのほうがよほど怪しい。
「面白いと思うものには、まず『やってはいけないこと』がある」
これは後日、セカイ監督さんにインタビューで言われたこと。いま自分たちがやっているのは、まさにそれでした。
もちろん、周りには人がいます。
スーパーの買い物を持った人、観光客、自転車で通り過ぎる人。誰もわたしたちのことなんて気にしていません。

果たして、この先に何が待っているのか。




そして、「あいつ」は一体何者なのか。







ここから先は、ぜひ実際に体験して確かめてみてください。
体験を振り返ると
ただ、お化け屋敷のように、突然何かが出てきたり、大きな音で脅かされたりするような怖さはそこまで多くありません。
なので、ジャンプスケアのようなホラーが苦手な人にもぜひ勇気を出して参加してみてほしいです!
たとえば、体験中に同行者が思わず撮っていた写真がこちら。



消火器も、注意書きも、フェンスの張り紙も、この町にもともとあるもの。それが体験中は「怪しい」雰囲気を帯び出します。

体験を終えてから振り返ると「もしかして、あれって……?」と気になってきます。
そして、この作品のもう一つの魅力が「考察できるポイントがたくさんあること」!
実際、自分も帰り道に、
と、いろいろ考えながら帰っていました。

体験が終わったあとにも頭の中で物語が続いていくのが、この作品の面白いところだと思います。
また、最後にわからなかったところにもしっかり答えてもらえますし、考察型コンテンツとしては比較的ライトな90分制なので、体験型イベントの入り口としてとてもおすすめです!
もちろん「怖いものが絶対に無理!」という方にはおすすめしづらいですが、お化け屋敷のような驚かされるホラーは苦手だけど、雰囲気のある怖さや考察が好きという方は、かなり楽しめるコンテンツだと思います。
セカイ監督に聞いてみた
体験を味わった後日、ESCAPE.GUIDE編集部が「奇妙区」の総合ディレクター・セカイ監督にお話を伺いました。
なぜ「ストーカー」だったのか、なぜ舞台が「本物の町」なのか。作り手の言葉と思いをお届けします。

―― 「イマーシブホラー」と、裏切りの構造 ――
―― 口コミで、少人数で ――
だから、少人数でリッチな体験、というところは崩しません。

―― なぜ舞台が「本物の町」なのか ――
日本でちゃんとマネタイズまで考えてイマーシブコンテンツをやるなら、このモデルしかない、というのが僕の答えでした。

―― これから体験する人へ ――
最後に
『怪しすぎる人』、まさに「奇妙区」という看板に偽りのない、とても「怪しい」そして面白い作品でした!
皆様もぜひ実際に町を歩いて、自分の目で「怪しすぎる人」を追ってみてください。
気になる人はこちらから!
🌐 https://kimyo-ku.studio.site/ayashisugiru-hito
最後に■■■■■■■■■■で撮った、立ち入り禁止区域に入った人のモノマネで終わりたいと思います!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

〈イベント情報〉

奇妙区 『怪しすぎる人』
📍 会場:奇妙区(谷根千エリア/東京都台東区周辺)※集合場所の詳細は申込後にメールで案内
🗓 開催日:2026年8月1日(土)〜10月31日(土)※10月は月曜を除く毎日、13:40/15:30の2回。9月分は完売、10月分も残りわずか(2026年9月22日時点)
🕒 所要時間:約90分(約1kmの歩行と階段の昇降あり)
💴 料金:1人7,800円(バラ券)/グループチケットあり(推奨5名・最大6名)
🎫 チケット:チケットペイ
🎫 対象年齢:15歳以上推奨(18歳未満は保護者の同意が必要)
⚠️ 注意事項:本公演はサイコホラー作品です。児童虐待に関する演出、流血の写真・映像表現、暗所や大きな音を使った演出が含まれます。約1kmの歩行と階段の昇降があります。作中の「探偵」はキャストが演じます。
🌐 公式サイト:https://kimyo-ku.studio.site/ayashisugiru-hito
💬 主催:体験レーベル「奇妙区」
総合ディレクター:セカイ監督/ディレクター:篠田築/脚本・演出:三ヶ崎四五六、キョウヘイ/総合アートディレクター:いしだももこ/美術デザイナー・照明:ねる屋。/制作:東郷彩加、みどりこ
CAST:伊藤新、永坂有理、松井瑞季、山本耀、大塚正樹、髙橋萌々花
ナビゲーター:まろ