【プレイレポート】アニメのような物語体験!プライマレード『歪れる東都』

【プレイレポート】アニメのような物語体験!プライマレード『歪れる東都』

「ESCAPE.ID」には、たくさんの公演が登録されていますよね。 先日開催された「ESCAPE.ID UNLOCK MeetUP」での発表によれば、サービス開始から1年半で約700のイベントが登録されたようです!すごい数!

▼【開催レポート】ESCAPE.ID UNLOCK MeetUP|謎解き制作者120名が集結!業界の未来を語り合う「秘密の夜」

https://escape.id/guide/unlock-meetup-2025/

これだけの数があると、どの公演に行ったら良いのか迷ってしまいますよね。 「せっかくだし、参加したことがない団体の公演に行ってみようかな」と思うことはありますが、結局は「お馴染みの団体」の公演にばかり参加してしまうものです。

筆者は月に10回ほど謎解き公演に参加していますが、それでも参加したことがない団体はまだまだあります。

そんな中で、前から気になっていた団体があるんですよねーー。

それがこちら。

Primalade / プライマレード」さんです。

ESCAPE.IDの公演ページに「レッサーパンダの着ぐるみを着たお兄さん」のメインビジュアルが並んでいた時期があり、「一体どんな団体なんだ」と思っていました。

そんな折、「ESCAPE.GUIDE」にプライマレードさんから「今度開催する公演を体験してみませんか?」というお声がけが!この機会を逃してはならないと思い、すぐに手を挙げました!

そして、今回参加させていただいたのが、こちらの作品。

歪れる東都』です。

何やら渋谷の街が不穏な空気に包まれていますね…。 ここからは、実際の体験についてレポートしていきます!

★2026年2月7日(土)、8日(日)『歪れる東都』開催!チケット残りわずか!

https://escape.id/primalade-org/e-touto-tokyo/

この公演は、複数チームが参加するホール型公演です。 司会は、プライマレードの代表で、本作の制作者でもある朔良  倫(さくら みちる)さんです。 例のレッサーパンダお兄さんだ。

注意事項の説明の後、いよいよ本編がスタート。 朔良さんが指を鳴らすと会場が暗転し、オープニングムービーが始まります(朔良さんは指パッチンがめちゃくちゃ上手い)。

───西暦2300年。

日本の中心地である東都は、焦土へと変貌していた。

建物は崩れ、街中には「歪獣」と呼ばれる正体不明の怪物が蔓延り、地獄の様相を呈していた。

そんな中、あなたはガラクタをかき集め、必死にその地獄の中を生きていた。

ある日、東都に1体の小さな歪獣が現れた。

その歪獣は、ほんの一晩で東都中の生き残りを喰らい尽くすと、喰らった肉を糧に、全長1kmを超える大きさまで肥大化した。

人智を超えた巨大な怪物に絶望するあなたの前に現れたのは、「シノ」「クルミ」「レイ」と名乗る3人の若者だった。

彼らは歪獣達の弱点を知る装置を作ったものの、出力される結果が謎解きに変えられてしまい、それが解けずに困っていたという。

東都陥落まで、残された時間は僅か。

全ての謎を解き明かし、肥大化した歪獣を討伐せよ!

───歪れる東都を、生き残れ。

以上が本作のストーリーです。

ある事故をきっかけに、街は怪物が跋扈する魔境と化してしまいました…。大変だ…。

プレイヤーは、1チームで1人の「あなた」として物語に登場します。

「シノ」「クルミ」「レイ」という3人の仲間たちと共に、アキハバラ、シナガワ、シブヤ…と各地の「ボス歪獣」を倒し、最終的に「超巨大歪獣」を討伐することが目的です。

謎を解き「ボス歪獣」を倒すとストーリーが進展! 各チームに配布されているタブレットでムービーを見ることができます。 ちなみに、進行状況に応じたヒントもこのタブレットで確認できます。便利システムでありがたい。

こちらの公演、情報量が多いです! ただ、ステップが分けられているので、ステップごとに資料やカードを整理して臨めば決して怖くはありません。 卓上の「資料整理ボックス」や「カード入れ」を活用していきましょう!

制限時間は90分と長めなのですが、どのステップもしっかり面白いポイントが用意されており、全く中弛みすることがありません。 あっという間に時間が過ぎていきました。

しかし、登場キャラクターたちが、個性があって魅力的なんですよね。 ストーリーが進むにつれ、どんどん「俺たちは仲間だ…!」という意識が芽生えてきました。 後から振り返ってみると、ゲームの「プレイヤー」ではなく、物語上の「あなた」として、世界を救う旅に没入していく感覚が確かにありました。

そして、一体物語はどんな結末を迎えたのか…。ぜひ、会場で確かめてみてください!

私たちの結果は……「成功」でした!やったー!

終了後に、メンバーにも感想を聞きました。

黒鉄
黒鉄
制限時間が90分って長めだけど、やってみたらずっと楽しくて、そんなにやってた感じがしないんだよね。各ステップごとにちゃんと面白いポイントがあったね
ともや
ともや
そうだね。面白い謎がコース料理みたいに次々出てきて、飽きる瞬間がなかった!
りえ
りえ
没入感がすごかったね。ストーリーと謎解きの進行が連動してるから、自然に物語に入り込めたね。気づいたらキャラに愛着が湧いてて、ゲームの『駒』じゃなくて『人物』に思えてきたな
黒鉄
黒鉄
ストーリーを読んでる時間がそこそこあったはずなのに、“読まされた”感じがしないのも良かったね
おゆき
おゆき
確かに、ストーリーの大部分がムービーで進むからかも。文章を読むのが大変だった、とは全くならなかったね!
ともや
ともや
“セカイ系アニメ”っぽい設定とか雰囲気も良かった!

メンバーからは、特に謎の面白さと、ストーリーの没入感が好評でした!

最後に、せっかくなので、気になっていたプライマレードについて、代表の朔良さんに質問させていただきました!

おゆき
おゆき
改めて、プライマレードはどのような団体なのでしょうか?
朔良さん
朔良さん
プライマレードは、代表の私、朔良倫と、副代表の大地和美の2名で活動している団体です。謎制作は基本的に私が担当していて、運営面や諸々を大地さんが支えてくれています。 2022年に活動を始めて、これまでに約20作品を制作してきました。今回体験していただいた『歪れる東都』は15作品目で、2025年に東京・名古屋・大阪で開催した公演の再演になります。新作が出たら、基本的には東名阪を回るようにしています。
おゆき
おゆき
かなり精力的に活動されていますね!団体や作品の特徴はありますか?
朔良さん
朔良さん
作品は大きく「ホール型」と「ルーム型」に分けて作っています。ホール型はストーリー性を重視した作品が多く、謎解きに慣れている方を想定しています。一方で、ルーム型は初心者の方でも楽しみやすい設計を意識していますね。 2人という小規模な団体なので、制作者やスタッフとの距離が近いことと、商業団体としてのクオリティ、その両立ができている点は強みだと思っています。
おゆき
おゆき
「プライマレード」という団体名の由来を教えてください。
朔良さん
朔良さん
私が好きな「素数(プライム)」と「マーマレード」を組み合わせた名前です。深い意味があるというより、完全に好みですね。 最近は、団体名よりもマスコットのレッサーパンダ「レッパンくん」の方が印象に残っている方も多いかもしれません(笑)。
おゆき
おゆき
確かに、レッサーパンダの公演も作られていましたよね。なぜレッサーパンダなんですか?
朔良さん
朔良さん
単純に、好きだからです。
おゆき
おゆき
では、「レッパマレード」でも良かったのでは?
朔良さん
朔良さん
今となっては、変えたほうがいいかもしれないですね。
おゆき
おゆき
公演は、どのように制作されているのでしょうか?
朔良さん
朔良さん
普段は最後の謎、いわゆる「大謎」を最初に思いついて、そこから逆算して全体を組み立てることが多いです。ただ、『歪れる東都』は少し例外で、今回はストーリー起点で構想しました。 謎と物語を分離させるのではなく、謎解きの進行そのものがストーリー体験になることを重視しています。また、各ステップごとに「大謎」的な要素を入れることも意識しています。
おゆき
おゆき
なるほど、プレイしていてとても伝わってきました!最後に、今後はどんな作品を作っていきたいですか?
朔良さん
朔良さん
これまでは、どうしても謎解きに慣れた方、上級者向けの作品が多かったと思います。今後はその良さを残しつつ、中級者の方にも手に取ってもらいやすい作品を増やしていきたいですね。 ただ、上級者を置き去りにするつもりはなくて、双方に楽しんでもらえるバランスを目指していきたいと思っています!

朔良さん、ありがとうございました!プライマレードさんの公演には初めて参加しましたが、とてもクオリティが高く、面白かったです!

『歪れる東都』は、今週末、2月7日(土)、8日(日)に西新宿(東京)で再演します!この機会にお見逃しなく!

★2026年2月7日(土)、8日(日)『歪れる東都』開催!チケット残りわずか!

https://escape.id/primalade-org/e-touto-tokyo/

ライター:おゆき(@oyuki_nazo_)